お笑いの木 「イヌとネコの会話」
ネコ 「ところで、どうなん? そっちの家は? いっつもポチって呼ばれてカワイがられてるようやけど・・・。」 |
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イヌ 「そういうそっちこそ、タマちゃ〜んって呼ばれてカワイがられてるやん!?」 |
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ネコ 「まぁ、お互い様ちゃうかなぁ。」 |
ケース1
イヌ 「そもそも、「ポチ」って名前も、もうサブいねん!! 発想が乏しいねん。」 |
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ネコ 「そんなん言ったら、俺の「タマ」も、かなりずる滑りしてるっつうの!!」 |
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イヌ 「そっちが、「高井家」やろ? そんで、こっちが、「多田野家」やで。 俺らのフルネームもかなりサブいでぇ・・・。」 |
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ネコ 「タカイタマ・・・と、タダノポチか・・・・。」 |
ケース2
ネコ 「昨日なんか、ちょっと、ネコなで声使って、「コタツつけてくれぇ〜。」っておねだりしたんよ。」 |
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イヌ 「えぇなぁ・・・。 コタツなんかないで!こっち・・・。」 |
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ネコ 「それがよぉ。 コタツつけてもらったんはええんやけど、 バリバリ温度熱くて、俺のヒゲがちょうど金網の所に当たってもうて、ヒゲがごっついちぢれてもうたんや。」 |
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イヌ 「うわ! ホンマや!! ごっつい、ハクション大魔王みたなヒゲになってもうてるやん!!」 |
ケース3
イヌ 「ウチのガキがよぉ〜。 最近、「花咲かじいさん」かなんか言う童話にはまりよってよぉ〜。 俺をあちこち連れ回して、例の、「ここ掘れワンワン・・・」をさせるんよ。」 |
ネコ 「うわぁ・・・。 きっつい話やなぁ・・それ。」 |
イヌ 「そうやねん! おかげで、俺の爪もごっつい割れてきてるし、穴掘りでごっつい忙しいし・・・。 ホンマ、もうネコの手でも借りたいでぇ!」 |
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ネコ 「・・・・・。」 |
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イヌ 「あっ! ・・・・すまん・・・。」 |
ケース4
イヌ 「そう言えば、こないだ散歩連れていってもらってたら、 3件隣の、ブルドックのおっさんにカラまれてしまってよぉ・・・。」 |
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ネコ 「ほぉ。 それで? どうしたん??」 |
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イヌ 「ごっつい、ビビってもうて、チビリそうになったから、 側にあった電信柱に垂れ流しして来たった・・・。」 |
ケース5
イヌ 「俺なんか、ごっついネコに生まれて来たかったなぁ・・・。 一日中、「にゃ〜、にゃ〜」鳴きながら家でゴロゴロしててええんやし。」 |
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ネコ 「おぉ。 言ってくれるねぇ・・・。 それ、言うんやったら、俺の方こそ、イヌに生まれて来たかったっつうの!! ヘンな奴が来たら、「ワン、ワン」吠えてたらええだけやし。」 |
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イヌ 「アホなこと言ったらアカンで! あれ、下手に吠えたらごっつい怒られるんやで!」 |
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ネコ 「そうなん? 誰に!?」 |
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イヌ 「三軒隣の、ブルドックのおっさん。」 |
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ネコ 「また、ブルドックのおっさんかいなぁっ!!」 |